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有資格者コメント

人見 はる菜さん

私は2008年に認定をいただき、その後各現場で活用しています。
中高演劇部では、主に新入生が入ってきたタイミングや、作品作りをしていない期間にドラマケーションを行うことがあります。
新入生が入ってきたタイミングでは、部内の人間関係づくりに重きをおいて行います(カテゴリーA、B中心)。部内の人間関係は作品にも大きく反映されてくるので、このタイミングで活用することで、人間関係が円滑になり、後の作品作りに生きてきます。
作品作りの間のタイミングでは、前作で浮き彫りになった課題や、次回作へのウォーミングアップとしての活用になります。また、作品作りの最中にも行うことがあります。この時も、その作品作りに必要と思われるスキルを身につけるための導入部として使用します。

民間学童でドラマケーションを行った時は、学童側の協力で、オリジナルの振り返りノートを作成し、振り返りを重点的に行うこともしました。小学校1年生から6年生まで年齢幅が広がるため、振り返りを集団でやったあと、もう一度年齢に合わせて個々に振り返りをすることは有効だったように思います。
また、目的や集団に合わせてドラマケーション自体が柔軟に変化できるので、学習塾としての機能も持ち合わせていた民間学童での活用の場合は、理科や算数、社会科など科目に関連づけられるような工夫等もしました。

芸能プロダクションの、子役レッスンに取り入れる場合もあります。子役指導の場合は、学校での取り組みと違って、大人の俳優と同じように演技のスキルが求められますが、まずは表現することを楽しめるように取り入れています。また子役は大人と一緒に仕事をしていくので、相手が誰であろうときちんとコミュニケーションがとれること、人間関係を作れること、人の話を聞き自分で考え判断し、時には自分の意見を言葉にすることなども、大人と同等のことを求められます。そのような力をレッスンの中で養うために、ドラマケーションは有効です。

変わったところでの活用として、カルチャーセンターでのチアダンスレッスン(3〜6歳、7〜12歳)で取り入れています。
体験レッスン生がいる場合は、5分程度で簡単にできるもので、体験レッスン生が無理なく入って来られるような場づくりのためにやります。
また、チアダンスで必要な力をドラマケーションで養っていくこともあります。
平均1時間のレッスンの中でメリハリをつけられるので、集中力がなかなか続かない6歳以下の子どもたちでも、無理なく1時間のレッスンをすることができます。また、やはり他者と関わることをしていくため、踊った時の一体感や、生徒同士の信頼関係、集中力や表現力の向上にもドラマケーションは役立っていると感じます。

どんな場合でも共通するのは、ドラマケーションを行うことによって、場がほぐれ、良い人間関係ができ、信頼が生まれてその後の活動に良い影響を与えることです。
ドラマケーションは、ファシリテーター次第で、活用範囲を大きく広げることができると思います。いつでもどこでも誰でも、無理なく楽しく取り組めるドラマケーションを通して、一人でも多くの人が笑顔になれることを願って、これからも続けていきたいと思っています。